
先月だったか、CAPAを何となく読んでいたら、そのニュースを見つけた。風景写真家の竹内敏信さんが2月の終わりに亡くなっていたという。ガンだったらしい。
この人は数年前、脳出血で倒れて闘病していたはずだった。亡くなられたのか。
写真雑誌で人気の風景撮影家だった。風景写真で常識だった大判や中判カメラではなく、画質的には劣る35mmカメラを駆使してダイナミックな写真を撮って有名になった人だ。丁度フィルムの画質があがったこともあるし、カメラメーカーがカメラとレンズを売るために雑誌で宣伝を繰り広げた時期でもあった。日本の風景を一年中追いかけ、マクロレンズから500mmのレンズまで使いこなす写真には定評があった。
私も竹内さんの風景写真のノウハウ本を読み込んで、ずいぶん参考になった気がする。まんぜんと撮るのではなくどこか一カ所感動のポイントをつくれ、というアドバイスは、読んでいらいずっと考えながら写真を撮っている。


みると、今のデジタル写真の基準では、解像度やピントが甘いものも写真もあるようだ。でも、それがなんだというのだろう。写真なんて、解像度じゃない。見て感動するかどうか。
私も引退したら、こんな風に風景を追いかけたいけど、無理だろうな。スキルとか才能とか、また仕事ではないのだから、動機とか。
一冊写真集を買って帰った。ご冥福をお祈りしています。ありがとうございました。
