
このレンズは1991年に発売されたもの。ディスコンは2000年らしい。
私がフィルム時代のペンタックスでメインに使っていたレンズ。しかし。これ数えてみると、なんともう31年前なんだよねぇ。最近、こういう月日を感じることが多くて、もうやんなるわ(笑)。ちなみに私はオールドレンズを使いたいという趣味は全然ない。できたら最新のレンズを使いたいけど、高いし、ペンタはあまり種類がないから、これを使っている、という感じ。
フィルム時代と猫
これを昔使っていた理由は結構はっきりしていて、私は当時、フィルムはポジフィルムを使っていた。そういや当時メインの私の被写体は野良猫だった。
当時、ポジフィルムはあまり高感度のものがなかったので、ISO100が普通だった。(風景だと派手な発色の富士のベルビアが定番なのでISO50が主流)。私は王道の富士フィルムのプロビア100か、基本へそ曲がりなので富士を避けて、派手な発色のコダックのE100VSを使っていた。どちらもISOが100なので、F値が暗いズームだとシャッタースピードが稼げなくて、かなりつらい。ブレブレになる。
なので、自然と明るい単焦点レンズを使っていた。するとペンタックスだと、スペック的に望遠は自然とこのレンズになる。他に明るい、手頃な大きさの単焦点レンズはなかったと思う。このレンズは当時から評判がよく、隠れスターレンズとか呼ばれていたと思う。
当時の私の定番セットはFA28mmF2.8, FA50mm F1.4, そしてこのFA135mm F2.8。まず遠距離からFA135mm で狙って、猫が逃げなさそうなら、徐々に距離を詰めながらレンズを広角よりに替えていった。猫が人慣れしていて、いけそうなら最後はFA20-35mmで猫のドアップを撮っていた。懐かしいな!
デジカメ時代
デジカメ時代になると、ペンタックスのレンズラインナップは当時と比べてさらに厳しいし(笑)、出てきてもやたらに高くデカク重くなってきた。特に値段的に、なかなかもう手が出ない。私は一点豪華主義でどかんと高いレンズを買うより、レンズを一通りそろえて色々な写真を撮りたいタイプなので、より厳しい。しょうがないので、昔のレンズを色々物色せざるを得ない。FA135mm F2.8もフィルム時代のはとっくにダメになったので、一回中古で買って、また売って、また買ったのがこれ。
31年前に発売のレンズを使ってみて、デカイディスプレイで拡大してみると、条件によっては時々滅茶苦茶派手にパープルフリンジが出る以外は、びっくりするほど不満はない。(上の写真も猫の目の前の枝にパープルフリンジが出ているが、Lightroomで修正している)。

同じく91年発売のFA★24mmもK-1で使っていたけど、結構使える。極端な光の状況でなければ全然普通に使えた。ただし、FA★24mmは夜景だとかなり派手に光源が流れるのがわかって(コマ収差っていうのかな?知らんけど)、それがちょっと我慢できなかった。しかしそれ以外は全然OKなかんじ。
昔のレンズを使うには
レンズは様々な状況によっていろいろな画が出る。あらゆる場合の、そういう色々な収差を全部完璧に抑え込もうとすると、今のレンズみたいにデカク高くなるような気がする。使う場を限定したり、なんとか事後修正でカバーしたりすると、まあ結構昔のレンズも使えるのだと思う。
FA★24mmはコマ収差に加えて、昔のシルバーのスターレンズの外装は手荒に扱うとすぐ剥がれるので、売るなら今のうちだと中古で売ってしまった。でもFA135mmは当分使うと思う。パープルフリンジはしょうがないとあきらめて工夫しながら。
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